除菌療法の注意点

監修:
北海道大学大学院医学研究科
がん予防内科学講座 特任教授
浅香 正博 先生

除菌療法の成功率と成功のコツ

除菌療法の成功率

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ピロリ菌の除菌療法は、2種類の「抗菌薬」と「胃酸の分泌を抑える薬」合計3剤を服用します。1日2回、7日間服用する治療法です。 正しくお薬を服用すれば除菌療法は約75%の確率で成功します。除菌療法のあと、もとの病気の治療を行います。(除菌療法の前にもとの病気の治療を行う場合もあります。)

除菌の判定検査

すべての治療が終了した後、4週間以上経過してから、ピロリ菌を除菌できたかどうかの検査を行います。この検査でピロリ菌が残っていなければ、除菌成功です。

1回目の除菌療法の成功率は75%、2回目の除菌療法までなら成功率は95%を超えます

1回目の除菌療法で除菌できなかった場合は、再び7日間かけて薬を飲む、2回目の除菌療法を行います。2種類の「抗菌薬」のうち1つを初回とは別の薬に変えて、再び除菌を行います。この方法で行うと、2回目の除菌療法も、正しくお薬を服用すれば約85%を超える確率で成功します。
1回目、2回目の除菌療法を合わせた除菌率は95%を超えます。

指示されたお薬は必ず服用すること

確実にピロリ菌を除菌するために、除菌療法を成功させるためのコツは、指示されたお薬は必ず服用することです。 自分の判断でお薬をのむのを中止したり、お薬をのみ忘れたりすると、除菌がうまくいかず、治療薬に耐性をもったピロリ菌があらわれて、薬が効かなくなることがあります。

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7日間しっかり服用。のみ忘れを防ぐための工夫

□ カレンダーや記録表を利用し、お薬を飲んだらチェックしましょう。

□ カレンダーやお薬を、目につきやすい場所に置きましょう。

□ 高齢の患者さんへは、ご家族の声掛けをお願いします。


ピロリ菌除菌の記録表を活用しましょう

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除菌療法を始めるときは、注意事項をよく確認して、確実にお薬を服用できるように「ピロリ菌 除菌の記録」表でしっかり記録をとりましょう。

ピロリ菌の発見

除菌療法中に注意すること

  • 除菌療法を含むすべての治療が終了した後、4週間以上経過してからのピロリ菌を除菌できたかどうかの検査は必ず受けて、結果を確認しましょう。
  • 2回目の除菌療法の間は、アルコールの摂取(飲酒)を避けてください。
  • 除菌療法の間に気になる症状を感じた場合は、主治医または薬剤師に相談してください。

除菌療法の副作用についてはこちら


ピロリ菌の除菌についてのアドバイス



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